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「英語ができる人」と「できない人」の違いとは?

ぽめお

英語の勉強を頑張る学生・社会人に向けて「一緒に英語の上達!」をテーマに、勉強法やテクニックを発信しています。 【経歴】明治大学 ▶︎ ベンチャー企業に就職 ▶︎ 脱サラして英語講師に 【実績】英検1級・TOEIC930・旧帝大合格者輩出 【目標】英検1級・TOEIC990点 ▶︎ TOEIC講師・発音講師

「英語ができる人」と「できない人」の違いとは?

英会話と勉強英語は別?

英語ができる、できないを考える時に、英会話ができる、勉強英語(受験英語と同義で使っています)ができる、と分けて考える人が多いように思います。

 

これは私は間違いだと思っていて、「英会話」も「学校で習う勉強英語」も同じ「英語」です。

 

英語力を端的に説明すると、覚えたこと(インプット)をもとに、話すこと、書くこと、読むこと、聞くこと、にいかに慣れているか、です。

 

学校で習う勉強英語では、この4つの能力の内、「話すこと」に慣れさせるようなカリキュラムが組まれていません。

 

そのため「英会話」という言葉が生まれ、あたかもスピーキングは英語とは別物であるかのように神格化されているのです。

 

インプットに励み、上記の4つのアウトプットに偏りなく慣れている人が、いわゆる「英語ができる人」だと言えます。

 

できる人の違い ①:インプットの量

これは当たり前だと思われることですが、インプットの量、つまり、単語や文法、言い回しの知識量が「英語ができる人」は圧倒的に多いと言えます。

 

英語力は上記の4つに分けることができるのですが、英語それ自体は、「文法」「単語」「発音」という3要素に分けることができます。

 

この3つのインプットがもれなく重要になってくるのです。

 

その中でも、「単語」と言っても、1単語たけではなく、熟語やイディオムも含みます。特にこの「イディオム」が英語力を見極める大きな要素なのです。

 

イディオムとは、慣用句のようなもので、数単語が結びついて、もとの単語の意味とは違った意味をもつ言い回しのことです。

 

最近では、「もとの意味とは違う」という観点を気にせず、熟語と同義的に使うことも多いです。

 

このイディオムを、英語ネイティブは使いこなしています。

 

イディオムを覚えると、英語で説明が難しい言葉を、端的に説明できるのです。

 

例えば、「夜ふかしする人」のことを、"a night owl"(直訳:夜のフクロウ)と言います。

 

これを知っていると、「私はよく夜ふかしする人です」と言いたい時に、

I'm a night owl.

だけで説明できるのです。

 

しかし、この知識がなければ、

I'm a person who always stay up late to do something.

のように、関係代名詞などの文法を駆使して説明しなければいけないことになってしまいます。

 

イディオムを知っていると、それだけ会話のテンポも良くなり、英訳できる幅も増えるのです。

 

できる人の違い ②:アウトプットのスピード

英語ができる人は、アウトプットのスピードが圧倒的に速いです。

 

インプットを頭の中の引き出しの多さだとすると、アウトプットはその引き出しを開ける作業だと言えます。

 

いかに正確に、早く引き出しを開けることができるかが、アウトプットのカギなのです。

 

日本の英語教育は、英語の3要素で言う文法、4能力で言うリーディングに圧倒的に偏っています。

(これは批判ではなく、教師の質に左右されることを最小限に抑え、画一的な教育ができると言う点で上手く体系化されているとも言えます。)

 

だからこそ、日本人は「英語を正確に読むこと」に関しては長けています。

 

「精読」と言いますが、時間をかけて、文構造を明確にし、漏れなく内容を把握することは得意なのです。

 

しかし、「速読」や「日常会話」に代表されるように、アウトプットの速さが求められる場面では、苦戦してしまいます。

 

正確に引き出しを開けることができても、それを早くできなければ、ネイティブのアウトプットスピードについていけず、聞けない、話せない、となってしまうのです。

 

リーディングが精読ベースなのに、リスニングで急にネイティブのスピードになるというのが、リスニングを苦手とする学生が多い所以なのかもしれません。

 

英検とTOEICを比べたとき、英検の長文は精読が求められ、単語はネイティブでも知らないものがあるほど難解です。

 

対してTOEICは、比較的簡単な文章を早く把捉、処理することが求められ、単語はビジネスに最低限必要なレベルです。

 

ここでも、日本人向けの「ゆっくり正確に解く」英語の特徴が現れていると言えるのではないでしょうか。

 

アウトプットのスピードをあげる勉強法に関しては、別の記事で詳細にお伝えしようと思いますが、対策の1つとして、TOEICの勉強をおすすめします。TOEICは文章が簡単で、問題用紙へのメモが禁止されています。

 

英語の「スピード処理」に振り切った試験だと言えます。

 

アウトプットの「正確性」と「スピード」を比べたときに、自分は正確性に偏っているな、と感じた人は、是非ご参考にしてみてください。

 

できる人の違い ③:インプット、アウトプットへの積極性

インプットの量、アウトプットのスピードが違う!と言っても、なぜ違いが出るのかを明確にしなければ、英語力向上は見込めません。

 

その違いを生む大きな要因の1つは、ずばり「積極性」でしょう。言い換えると、あれこれ考えず、まず〇〇してみよう!の精神です。

 

アウトプットは特に、初めから完璧にできる人なんていません。

 

これでは伝わらないのか、これでは意味が少し違うのか、というように、アウトプットしながら試行錯誤して、英語は上達するのです。

 

ここで大事なのは、アウトプットしながら考えることです。

 

人は、気が緩むとすぐにできない理由、しない理由を探してしまいます。

 

・この教材だと簡単すぎるからもう少し難しめの教材に出会ったら手をつけよう

 

・この教材は難しすぎるからもう少し簡単な教材を探して取り組もう

 

・Aサイトではおすすめしていた勉強法だったけど、Bサイトを見てみるとその勉強法は違うと言っている、やめとこう

 

・この前買ったテキストは前の版のもので情報が古いから、新しい版を買ってから勉強しよう

 

・自分は英語ができる人だと思われているから、今この発言をして間違った英語だったら馬鹿にされそう、黙っておこう

 

・自分は英語が苦手だから、間違った英語を使って会話したら邪魔してしまうかもしれない、話さないようにしよう

 

このように、できない理由を挙げだしたらキリがありません。

 

あれこれ考えず、まずは実践してみましょう。

 

考えてから行動するのではなく、考えながら行動するべきです。

 

私も、英語講師を職にするぐらいですから、英語は得意な方です。

 

特に小・中学生の頃は全国でもトップレベルだと言えるほど、できがよかったです。

 

しかし、幼少期から培った英語スキルは、受験勉強で必死に頑張る同級生に少しずつ抜かされ、今ではこの年で私の英語力を持つ人など、日本中には数多います。

 

大学時代は周りに自分より英語ができる人のほうが多くいる環境にいました。

 

今思えば恵まれた環境です。

 

しかし当時は、自分の英語を披露することが恥ずかしいと感じ、英語を話す機会も少なくなり、ついには英語力が高校時代と変わらないまま大学を卒業してしまったのです。

 

当時の私は、間違っていたと、今では心底思います。

 

自分に対して一番興味があるのは自分です。

 

周りは自分のことを穴が開くほど見ていると思ってしまいがちですが、そこまで見ていません。

 

自分自身に興味があるのです。

 

それなら、周りを気にせず少しでも自分の力を伸ばし、より自身に興味が持てる素敵な人に成長する道を選びませんか?

 

まずは〇〇してみる!ためのテクニックは、また別の記事で詳述しますが、どんな教材でも買ったなら1ページでも手を付ける、口に出したならどんなに忙しくても1分は実践してみる、こういったマインドが大切です。

 

その1分、1ページが、新たな自分に導いてくれるのです。

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